名古屋の薄毛専門美容室の松屋です!
この記事では美容室(理容室)の売上を上げる方法を詳しく解説します。
美容室の売上をアップさせる基礎的なロジックとは何か?そして売上を伸ばすためには何を取り組んでいくべきなのか?具体的な方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
- 美容室の売上が上がらない原因
- 美容室の売上が上がるロジック(仕組み)とは?
- 美容室の売上を上げる具体的な方法
目次
美容室の売上が上がらない原因
多くの美容室の売上が上がらない原因とは一体何なのか?
売上が伸びない多くの美容室の特徴として、なんとなく「売上が伸びてないのは新規がこないからだ!」などと感情で決めている傾向があります。
しかし美容室の売上を伸ばす上で、感覚に頼っていては成功できません。
特に大切なのは数字です。
数字を把握することで「何が良いのか?悪いのか?」が把握でき、経営の判断基準になります。
逆に正確な数字を把握しないままでは、どんな施策でも「(なんとなく)チラシの反応が悪い」「(なんとなく)問い合わせが来ない」という感覚任せのマーケティングになってしまいます。
マーケティングで売上を伸ばすためには「数字を正確に把握する」必要があるのです。「売上=数字」ですから、まずは「数字を見る」という部分を意識してみましょう。
美容室の売上を上げるコツ(ロジック解説)
しかし、美容室の売上を上げるためのロジック(仕組み)とは何なんでしょうか?ここではシンプルに3つにまとめてみました。
【美容室の売上を伸ばすのは以下の3つだけ!】
- キャッシュインを増やす
- キャッシュアウトを減らす
- 時間対効果を上げる
売上を伸ばすためには上記の3つを意識する事が重要になります。果たしてどういうことなのか?解説していきますね。
①キャッシュインを増やす
1つ目の売上を上げるロジックは
- キャッシュインを増やす
ということです。
売上アップをするなら売上アップをするのが一番いいということです(当たり前)。最低限のキャッシュインがなければどんなに経費削減をしても結局はジリ貧になるからです。
美容室の経営は何もしなくても確実に経費がかかります。
【美容室でかかる経費】
- 家賃
- 光熱費
- 人件費
- 通信費
- 材料費(シャンプー、カラー剤、パーマ剤など)
- 消耗費
- 広告費
- 保険料
- 税金
これらは「ただお店が存在するだけで」かかり続けてしまう
美容室含む実店舗では毎月、毎日、毎時間、毎秒毎に経費がかかっていると考えなければいけません。
どんな経営戦略でもまずは一定のキャッシュインがなければどうしようもないのです。「キャッシュイン(入ってくるお金)を増やす」というのが1つ目の売上を上げるロジックです。
②キャッシュアウトを減らす
2つ目の売上を伸ばす方法は
- キャッシュアウト(出ていくお金)を減らす
ということです。
キャッシュアウトは文字通り出ていくお金を減らすということです。
売上が増えても出ていくお金が多かったら利益は減っていきます。
逆に1万円のキュッシュアウトがなくなれば、それは売上が1万円上がったのと同じです。
- 売上を1万円増やす
- 経費を1万円減らす
どちらも同じ1万円です。
キャッシュアウトを減らすことで結果的に売上が上がったのと同じ効果をもたらすことができます。これが2つ目の売上を上げるロジックです。
③時間対効果を上げる
3つ目の売上を上げるコツは
- 時間対効果を上げる
ということです。
時間対効果とは「かけた時間に対する効果」のことです。
例えば1.5時間かかる所を2時間に減らしたら、0.5時間分の時間対効果が上がったということになります。
チラシや広告を上手く使って新規顧客をスピーディーに獲得することも時間対効果を上げるコツになります。
例えばブログやホームページの更新なら数ヶ月かかってしまうことも、広告をかければ初月から数字が出始めるので、時間対効果が高いです。
- 6か月を1か月に短縮する
- 2時間を1時間に短縮する
など、時間に対する効果を上げることが3つ目の売上を上げるロジックになります。
【美容室の売上を伸ばす3つのポイント】
- キャッシュインを増やす
- キャッシュアウトを減らす
- 時間対効果を上げる
この3つの中で足りない部分を伸ばしていくことが重要!!
美容室の売上を上げる5つの方法
では次は美容室の売上を上げる具体的な方法をレクチャーします。
ここまで読んで
- キャッシュインを増やす
- キャッシュアウトを減らす
- 時間対効果を上げる
この3つが重要なのは理解できたかと思います。次には「この方法はどのロジックに当てはまるのか?」を考えながら読んでみてくださいね。
①新規集客数をアップする
1つ目の美容室の売上アップ方法は
- 新規集客数をアップする
というものです。
当然ですが新規集客数を一定数確保できれば潰れることはありません。リピート客がどれだけいようが、新規客が来なくなればいずれ失客してしまいます。
売上を伸ばすためには「まずは新規客を増やす」ということから始めていかなければいけないのです。
新規客を増やす為にできること
どのように新規客を増やせばいいのかというと
- ホームページのSEO対策をする
- SNSマーケティングをする
- 広告をかける
など「見込み客にお店の存在を認知してもらう」必要があります。
あなたのお店を見込み客(これからお客さんになる人)に知ってもらい、興味を持ってもらうことができるか?を考えながら広告や投稿の文章を考えてみましょう。
「新規を増やすこと」は売上アップの超基本になるので覚えておいてくださいね。
②リピート率を上げる
次の美容室の売上アップ方法は
- リピート率を上げる
ということです。
リピート率とは新規客の再来店や、既存客のリピート来店などを指します。リピート率が高いということは新規集客にこだわらなくても売上確保が楽になります。
新規獲得よりリピート率アップの方が簡単
経営・マーケティングの原則は「新規よりもリピートの方が絶対に簡単」ということです。
- 一度も来店したことがない見込み客
- 一度来店したことがある顧客
では後者の方が反応率が高いのです。
お店のスタッフと一度接したことがあるのが大きな要因です。人は実際に会ったことのある人のことは信頼しやすくなるからです。
リピート率を上げるアプローチ方法としては
- 新規客にメッセージを送る
- 失客した人にDMを送る
などがあります。
定期的に連絡することでお店の存在を再認知してもらい、来店のきっかけになります。リピート化が上手い店舗はホットペッパーのDMやはがきなどを上手く使って来店促進をしています。
顧客への連絡方法は以下のものがあります。
【顧客への連絡方法一覧】
- メールマガジン
- ホットペッパーDM
- 店舗アプリからDM
- LINE公式アカウントからメッセージ
- 自宅にはがきを郵送する(イベントや誕生日など)
「リピート化」のためには認知を絶やさないことが大切です。DMやはがきを使って定期的な連絡を心がけましょう。
③顧客単価を上げる
3つ目の美容室の売上を上げる方法は
- 顧客単価を上げる
というものです。
顧客単価とは顧客があなたの美容室に来てくれた際に支払ってくれる平均単価のこと。
【美容室の顧客単価による売上の違い】
- 単価3000円×月200人=60万円
- 単価5000円×月200人=100万円
- 単価8000円×月200人=160万円
となる。
もちろん何もしてないのに単価を上げればそのまま客数も減りますから、単価アップをするだけの理由や価値提供は大切になります。
例えば当店(名古屋の薄毛専門美容室松屋)では、薄毛や抜け毛に悩むお客様向けの高単価メニューをご用意しております。
通常の美容室には「薄毛・抜け毛を根本から改善!」というコンセプトでお客様から大変ご好評をいただいており、育毛ヘッドスパ¥15,400という金額にもかかわらず多くのお客様のご予約をいただいております。
詳しくは以下をご覧ください
顧客単価を上げるポイントとしては
- お客さんの悩みを解決できる高単価メニューを作る
- お客さんに価値のある物販を売る
などをして、単価を上げても喜んでもらえる価値提供をしていきましょう。
④無駄な広告費を減らす
4つ目の売上アップ方法は
- 無駄な広告費を減らす
ということです。「無駄な広告費」とは文字通り「成果が全く出ていないのにお金を払い続けている広告」のことです。
広告の基本は
- より安い費用で
- より多くの獲得をする(費用対効果を高める)
ということです。かけたお金に対して来店率が増えれば増えるほど楽になるし、経営上も楽になります。
【広告の費用対効果による売上の違い】
- 5万円で10人来店=1件あたり5,000円
- 5万円で15人来店=1件あたり3,333円
- 5万円で30人来店=1件あたり1,666円
新規獲得の費用対効果が上がれば上がるほど、同じお金でより多くの新規顧客を獲得できる!
広告は常に費用対効果を上げる戦いです。
例えば
- 顧客の来ない広告をかけ続けていないか?
- 広告業者さんに無駄に高いお金を払い続けていないか?
- 効果のないポスティングをなんとなく続けていないか?
など「なんとなく続けている広告」があったら数字を一つ一つ見ながら改善していく必要があります。
経営者として常に数字を見る癖を付けておきましょう。
⑤接客や施術スピードを上げる
5つ目の売上を上げる方法は
- 接客や施術スピードを上げること
です。これは時間対効果の話に近いですが「より早く、よりスムーズにこなす」ということができれば案内出来る人数も増えます。
- 3時間を2.5時間に
- 2.5時間を2時間に
- 2時間を1.5時間に
と時間短縮ができれば大幅に業務効率が上がります。
これは「とにかく急げ!」と言っている訳ではなく、「それ、完全に無駄だよね?」という部分を効率化するということです。
業務の多くはルール化することで効率化できます。
例えば
- 接客から案内まで無駄な時間はないか?
- お客さんを無駄に待たせる時間はないか?
- 会話に夢中で施術スピードが遅れていないか?
- スタッフの連携不足で業務が滞っていないか?
など一つ一つの業務内容の中で「これは完全に無駄(スタッフにとってもお客さんにとっても無駄)だよね」という部分を見つけて、改善していくことが重要です。
【業務効率化のポイント】
業務を効率化する上でのポイントは「必要なものまで作業を効率化しないこと」です。
例えば
- お客さんとの会話を切ってまで施術スピードを上げる
- スピードを上げるために店内を走り回る
- 休憩を短くする
- カウンセリングをなくす
など「それは消しちゃダメだよね」という業務まで効率化してしまうと、お客さんにとっても居心地が悪くなってしまいます。業務効率化は経営のためでもありますが、顧客にとっても気持ちのいい業務効率化であることが好ましいです。
美容室の経営成功のカギは「データを見ること」
さて!美容室の売上アップのロジックや具体的な売上アップ方法をご紹介しましたが、実践できそうな内容は見つかりましたか?
最後に内容をまとめておきますので、復習代わりに使ってくださいね。
【美容室の売上が上がらない原因】
多くの美容室経営者が売上が伸びない要因は
- 数字が把握できていない
ということです。正確な数字を知らなければ、たとえどんな施策をしても失敗してしまう!
【美容室の売上を上げる3つのロジック】
- キャッシュインを増やす
- キャッシュアウトを減らす
- 時間対効果を上げる
【美容室の売上を上げる具体的な5つの方法】
- 新規集客数をアップする
- リピート率を上げる
- 顧客単価を上げる
- 無駄な広告費を減らす
- 接客や施術スピードを上げる